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鷹槻羽那さん
あのっ、とりあえず服着ませんか!?~私と部長のはずかしいヒミツ~
https://estar.jp/novels/25993212
鷹槻さんは相変わらずどの作品も、書き出しの掴みが抜群に上手いですよね。
陥没乳首だとか、超美形の男が「記憶をなくしてしまったみたいです」とか、どの作品でも、最初の書き出しで充分先を期待させてくれます。
本作においても、いきなり入浴中に、社内の雲上人である全裸の部長が入って来て、しっかり立派な股間を見ちゃうという。
先の展開に期待が持てる書き出しになっていて、さすがだなぁと感心させられました。
本文も現在公開中のP271まで読ませて頂いたのですが、すごく面白くて、悪いところは見つからないです。
ただ、鷹槻さんはかなり前から、このエッセイを読んでいるのに、あまりそれがこの作品に反映されていないのは、敢えてそういう作りにしているということなのでしょうが、やはり読んで気になるので、少し指摘させて頂こうと思います。
P8
恋人もいないような外出予定のない人間は
恋人もいなくて、外出予定のない人間は
P8
勝手に決めつけている羽理だ。
パソコンに向かっている羽理だ。
叩いている羽理だったけれど、
P9
人一倍の羽理だ。
P10
絶賛片思い中なのだ。
覚えている羽理だ。
こういうのって、一般的な解説要素の地の文ではなく、ナレーション仕立てな訳ですけど。
このエッセイのP359の辺りで書いた通り、このご時世なので、男性的な表現とか女性的な表現自体が、不要なのかもしれませんが、僕個人としてはやはり文末を「だ」で断定するのが、少し引っかかったりするのです。
もちろんそこまで深く考える必要はないと思いますが、僕だったら「である」に変えたり、「なの」をつけて「なのだ」にします。
勝手に決めつけている羽理なのである。
パソコンに向かっている羽理なのだ。
叩いている羽理なのだけれど、
P9
人一倍の羽理である。
P10
絶賛片思い中だったりするのである。
覚えている羽理なのだ。
まぁ、こういうことを気にするのは、僕だけでしょうけど。
(;^ω^)
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