紀異子さん

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紀異子さん

東の都にて https://estar.jp/novels/25769366 僕のお友達のマチルダ姉さんというエブリスタの大御所が、今回の企画に賛同してくださっているみたいで、結構ね。参加者の皆さんの作品を読んでくださっているようなのですよ。 中でもタグをつけること、ひとこと紹介文を充実させること、あらすじを充実させること、作品の表紙絵を魅力的なものにすること、といったご指摘をくださるのですが。 僕が今回やっているのは、読みに来てもらう方法ではなく、読みに来た読者に栞を入れて完結まで読ませる方法なので、あえてマチルダ姉さんのご指摘には、今まで触れていなかったのですが……。 この作品に関しては、ちょっとだけお節介をやかせて頂こうと思います。 まず、タイトルが悪いです。 最近の現代ファンタジーの人気作のタイトル。 「見習い巫女と不良神主が、世界を救うとか救わないとか」 「私と玉彦の正武家奇譚」 「バイト先は京都六道閻魔庁」 「江戸川西口あやかしクリニック」 現代ファンタジーファンが食いついて来そうなタイトルでしょ? それと比べると、「東の都にて」って、現代ファンタジーっぽくないと感じるのは、僕だけではないはずです。 誰かの作品を読んでいると、ページの下の方に、「この作品を読んだ人はこんな作品も読んでいます」って出ますけど、この作品がそれにあがるとしたら、現代ファンタジージャンルの作品に付随することが多いと思うので、それを読んでいる現代ファンタジー好きの読者に「ちょっと読んでみようかな」と思わせるタイトルがベストです。 と、せっかく考えたタイトルにケチをつけてしまって、気分を害されましたら謝罪致します。 さて、ここからが本来の僕の仕事です。 まずご指摘の通り、1ページの文字数は多過ぎると思います。 そしてもう少し行間を開けた方が良いです。 今週の現代ファンタジーのランキング1位、2位、3位の作品を読んでみてください。 どの作品も、行間、スペースをしっかり取っていて、文字数も500文字以下です。 今回この企画に参加して頂いて、アドバイスをさせて頂いた東里胡さんというクリエイターさんがいらっしゃいますが、彼女は今月の特集に選ばれ、今週の妄想コンテストで優秀賞を受賞し、そして今日の現代ファンタジーでトレンドランキング1位になっています。全て別の作品ですが、文体の形体は同じで、行間スペース、文字数共に読み易い仕様になっています。 やはり、そういう人の作品を読んで、どういう文体にすれば読者がついてくれるのか、研究することがすごく大切です。 なので、まず1ページを500文字以下、現代ファンタジージャンルなら、もっと短くても良いです。 行間を取る。1行開けでも大丈夫です。 行間を開けない仕様なら、句点2個~3個で、行間スペースを取る。 現代ファンタジーというジャンルなら、これくらいやればかなり読まれ易くなると思います。 長くなるのでページを変えます。次のページで、本作の解説をします。
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