紅野黒之さん

1/1

208人が本棚に入れています
本棚に追加
/437ページ

紅野黒之さん

崩壊へのカウントダウン https://estar.jp/novels/25636828 コメディというほどコメディっぽくもなく、かと言ってガッツリ世界観の書き込まれたハイファンタジーでもない。ラブコメならぬ、ファンコメとでも言うのでしょうか? こういう作品の場合、どっちに寄せたアドバイスをすれば良いのか迷うので、困ってます。(;^ω^) ファンタジーに寄せて言わせて頂くのなら、まず「とある」は使わないようにしましょう。その「とある」の部分にも、読者に映像を見せてあげるワードを入れてあげるべきです。 まず最初のページ。 書き出しはすごく良いですよね。映像が頭の中に浮かんできます。 ところが次の文で、「その村のとある家の中に……」ここで「とある」が出て来ます。 「とある」を使うクリエイターの方って、本当に多いんですけど、「とある」って、自分が考えて作った世界を、雑に扱っていると読者に思わせてしまう、最も使っちゃいけない言葉なんですよ。 せっかく読みに来てくれた読者に対して、僕の書いている作品は、適当に書いていますって言ってるようなものなので、使わない方が賢明です。 ここは「とある家の中に……」ではなく、その家の外観だったり、二人の男がいる部屋の状態などを描写するべきです。 例えば「その中の一軒。廃墟と呼ぶに相応しい、今にも崩れそうな建物の中、ポタリポタリと落ちて来る雨漏りの雫に黒い髪を湿らせたまま、壁を背もたれにして俯いたまま座り込む青年と、彼に寄り添うように隣に座る紫髪の男。」 みたいな感じですかね。 その次の文なんですけど、男と青年が出て来ます。 この二人もまだ素性を表わしてはダメなのでしょうか? 名前を出せないなら、せめてもう少し二人の身なりだとかスタイルだとか、読者に映像を見せてあげることは出来ないでしょうか? 僕の受けるイメージだと、青年よりも男という表記の方が年齢が上に感じるので、二人の会話に違和感を覚えます。 次のページからが、メインストーリーなのだと思うのですが、最初の文章だとドラゴンとレイトが戦闘を始めるシーンのように感じるうえに、突然「ひとつ確認させてほしい」「お前はあれか、オカマってやつなのか?」「アンタ、初対面で嫌われるタイプでしょ?」 とはじまるので、これがレイトとドラゴンの会話だと分からないです。 「ひとつ確認させてほしい」の後に、ドラゴンを見上げた。ではなく。見上げながらドラゴンに話しかけた。 と、ドラゴンに戦闘ではなく、会話をしていることを読者に分からせてあげてください。 コメディ要素については、度が過ぎず思わずニヤっとさせられるので、面白くて良いと思います。ショコタンの(くだり)は噴出してしまいました。 全体的には面白い作品なので、完結まで頑張ってください。 ( *˙ω˙*)و グッ!
/437ページ

最初のコメントを投稿しよう!

208人が本棚に入れています
本棚に追加