なゆき六花さん

4/4

209人が本棚に入れています
本棚に追加
/438ページ
ということで、ここから本題です。 まずこの作品に新規の読み専さんがつかない。ということだと思うのですが、その辺りを少し考えてみますね。 この作品のページごとPV数が分かれば、その解析もある程度出来るのですが、エブリスタではそれが難しいことは、前のページで書かせて頂きました。 ですから、ここからは僕の推測の域を出ませんのでご了承ください。 まずストーリーなのですが、面白いです。 さすがイベントで佳作賞を取った作品のシリーズものですから、ストーリーも舞台設定も素晴らしいですし、行間の間合いなど読者に読み易い設計になっていて、とても良い作品だと思います。 恐らくなのですが、なゆきさんが感じておられるのは、佳作賞受賞作を取ったことで、それなりにファンを獲得し、そのファン読者が九妖閑話の流れで読みに来てくれているのに対し、本作には新規の読者が増えないと感じているということでしょうか? もしそうでしたら、ある程度その理由は想定出来ます。 とりあえずあらすじに、九妖閑話の方を宣伝し、必ずそれを読んでもらってから、本作を読みに来てもらうようにすれば良いと思います。 僕の場合ですと、生贄投票弐の最初のページに、必ず生贄投票を読んでから、本作を読んでくださいとお願いしています。 因みになのですが、こちらを先に読みに来た読者に対して、本作は少しだけ不親切な仕様になっていることに、恐らくなゆきさんは気づかれていないと思います。 それが何だか分かりますか? それはですねぇ……。 九妖閑話の書き出し。 綾瀬の家は妖賃(あやかし)の家。 それゆえ(あやかせ)の家とも呼ばれている。 吾妻柊護(あがつましゅうご)には五つ下の妹がいる。 「朱葉(あけは)さん、おはようございます」 「(せい)さんお久しぶり」 「桔梗(ききょう)さんのことはきいているよ」 これに対して、本作水妖閑話の書き出しです。 石田路子が朱葉の元で働くことになったのは簡単な理由である。 「柊護、間違えてないからあげて頂戴」 と、こう書き出せばお分かりですよね。 前作から読みに来てくれている読者を想定しているために、ルビが振っていないのですよ。この仕様だと初見の読者は、名前の読めないキャラに対して、感情移入がし辛いために、先を読まない可能性が高くなります。 難読名のキャラなどは、最初だけでなく、何回かに一回は、ルビを振ってあげた方が親切です。 また、最初の一文の後、急に過去に場面展開してしまった後、また急に現在に戻って朱葉が登場するので、一瞬「?」となってしまいます。 なので、最初の1行目は無い方が良いと思いました。 おそらく次の新作も、このシリーズを書かれるのでしたら、読者がその作品から読み始めても、分かり易くその世界観に入りやすい仕様にしてあげると良いと思いますよ。 頑張ってください(*‘∀‘)ノ■ ハイ、チョコ
/438ページ

最初のコメントを投稿しよう!

209人が本棚に入れています
本棚に追加