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続きです。
奈月はあの日から幸人のお店に顔を出すようになった。
あの日って、どの日でしょうか?(´・ω・`)
このシーンまでに、一度も出て来ていない人物の名前を、突然出されても意味が分かりません。
なので突然幸人って言われても、この作品から読み始めた読者には、何のことやらチンプンカンプンです。あと、この辺りのシーンも、読点が無いのですごく読み辛いです。
次のシーン。
声を掛けて訪問してくれた人達の多さに奈月はびっくりした。
この文章もオカシイです。声を掛けてだと、自分が声を掛けたようになります。
かと言って、幸人が声を掛けて……にすると、その前の文と連続になるので、重複感が出てしまう為、こういう場合は、
「そのおかげで」訪問してくれた人達……が正解だと思います。
で、すぐその次なんですけど……。
生前のお母さんに聞いたことがある。
「お母さんって友達いるの?」
奈月が心配するくらい交友関係がないように思えたから。
突然前の話しの流れから、生前のお母さんに……。だと、急展開過ぎて、読者の頭の中の映像が寸断されてしまいます。
こういう時は常に、場面が切り替わる一文を入れてあげてください。
このシーンだと、「そう言えば」とか、「少し前の話しだけど」とかを入れてあげると、伝わります。
そして、回想シーンが入るのですが、回想シーンの台詞と、現在の心情が交互に入るので、ごちゃごちゃになってしまっています。
ここから回想シーンですよというお知らせを挟んでから、回想シーンの台詞をまとめて入れてあげてください。
――そう言えば、生前のお母さんに聞いたことがある。奈月が心配するくらい交友関係が無いようだったからだ。
「ねぇお母さん」
「ん? 何?」
「お母さんって友達いるの?」
「友達は多ければ良いわけじゃないのよ? ちゃんとお互いの事を想い合える人がいればいいんだよ」
あの時のお母さんは、目を細めて何かを思い出すように、優しい笑みをこぼして、話していた。
こんな感じですかね。
あと、同じ文章なんですけど、
生前のお母さんに聞いたことがある。
これは一人称の地の文なんですけど、超一人称寄り三人称としてもギリ、セーフです。
でもその次、
奈月が心配するくらい交友関係が無いように思えたから。
これは一人称と三人称が混ざっているのでアウトです。
三人称なら 奈月が心配するくらい交友関係が無いように思えたからだ。
一人称なら 私が心配するくらい交友関係が無いように思えたから。
どちらかにしてください。
最初の3ページでツッコミ過ぎて、後59ページ、どうしましょう(;^ω^)
次ページへ続く。
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