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里 惠さん
鬼遊び
https://estar.jp/novels/25593284
面白い作品ですね。素晴らしい発想です。
では、少し気になったところを挙げて行こうと思います。
リアリティという言葉があるんですけど、僕はどうもそこが気になってしまうんですよね。
で、本作で言うと、そうして7才になったということは、両親が亡くなったのは、少年が何歳の時なのだろう。
例えば五歳のときだったとしたら、村人から忌み嫌われて、村八分にされていた五歳の子が、たった一人でどうやって、生活するための食料を確保することが出来たのだろう……とか。
まぁ、そこはあえて流しましょう。で、次に気になったところですが、
然し、何故か村人達は少年を捕らえ……。
然しでも、何故かでもなく、当然な気がするのは僕だけでしょうか?
なぜなら、その一行前で、憎悪と殺意が込められていたのだから……。
以来【鬼の子】と呼ばれ続けた少年は、生き残った村人たちから【白神様】と呼ばれ敬われるようになりました。
――――何で?(´・ω・`)
忌み嫌っていて、殺したら疫病が収まったのだから、少年が疫病の犯人だったわけで、そのくせ呪いをかけてきて、村人たちの何人かを殺した、憎むべき対象を、敬うとかあり得なくないですか?
敬うべきは、社を建てて、少年の呪いを解いてくれた方ではないかと思いますが……。
2P
寄り付こうとせしなかった。誤字です。「寄り付こうとはしなかった。」
「「何の音?」」
二重括弧の意味は何ですか? 複数の子が喋っていることを表わしているのでしょうか?
これは別に二重括弧じゃなくても、伝わると思います。あまり二重括弧が多過ぎると読み辛いです。
「もーいーよ」と返事をしようとしたとき、聞こえた声。
そしてその後の
「おーい ! 何処だ!!」
「何処に居るのー!?」
これって、お母さんたちが探しに来て呼んでいる声ですよね?
で、その声に、我に返って暗い森を抜けたら、お母さんたちがいた。
そういう解釈で合ってますか?
もしそうなら、もの凄く分かり辛いです。
まず「聞き覚えのある声」という表現で、その台詞の主をボカさないで、はっきり母親の声であると書くべきです。
読み返してみないと伝わらない表現は、読者にとってストレス以外の何物でもありません。
3P
大木に吊らされる。 あながち間違いではありませんが、吊るされるの方が一般的だと思います。
P7
キシと名乗った……。 キドウじゃないですか?
P8
先程緑になっているので、程と緑の間に | を入れてあげてください。
とりあえず19Pまで読んで、ちょっと思ったのは、るびを振り過ぎで逆に読み辛いということです。
行間を開けていれば問題ないのですが、行間びっちりでルビが大量に振られていると、そうじゃなくてもぎゅうぎゅうで読み辛いところに、さらに輪をかけて読み辛くなります。
世界観を作るためにあえて、所為、其れ、其様、其方、時偶、此様、此の儘、此処、何処、巫山戯る、と言った漢字を使用しているのだと思いますが、
その結果、ルビだらけで、逆に読み辛くなっています。行間を開けるか、平仮名にするか、どちらかにした方が良いと思います。
後はそうですね。複数のキャラが同時に出過ぎるので、一々全員の状況を描写しない方が良いですね。
ごちゃごちゃして、読み辛いです。例えば、
久弥が桧山と話をして居る間に、零士が自分と壱樹の服を持って来て緑に手渡す。受け取った緑は久弥と桧山に声を掛けると……。
ごちゃごちゃし過ぎだと思いませんか?
更にここから、零士と壱樹は敷布団を準備し、都久志は正座をして手を合わせる……。
もうこの辺りは、読者もキャラが分かって来ているので、零士と壱樹はと書かなくても、残った二人は敷布団を準備し……。で伝わります。
まだまだ色々とあるのですが、長くなるのでここまでにします。
頑張ってください( *˙ω˙*)و グッ!
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