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ゆきののさん
こころのなまえ
https://estar.jp/users/134719914
純粋に読みに来ていただける方が非常に少ないということなのですが、ゆきののさんの場合、フォロワーさんが三人しかいないので、新作を書いても、三人の方にしか通知がいかないので、これはまぁ、致し方ないところではあります。
とりあえずは宣伝をして、読みに来てもらって、面白いと思ってもらって、ファンになって頂くしかないです。
今回は少しでもそのお手伝いが出来るように、協力させて頂こうと思います。ただし、本作は短編なので、栞を挟む前に読み切ってしまう為に、今から直しても栞は増えないと思います。
なので次回作からの参考にして頂ければと思います。
それでは本題に入ります。
まず最初の書き出し。100点です。
朝起きたら、指名手配をされていた。だなんて、読者はまずこれで度肝を抜かれ、先の展開に過大な期待をします。
で、2行目以降で、読者は期待した分、少し多めにガッカリします。
なぜなら、臨場感もリアリティもないからです。
リアリティということで、話を進める場合、まずベッドの傍らに警察官はいないです。
リアルな状況で言うなら、ピンポンが鳴って、玄関に出ると、警察手帳を提示されたのち、裁判所の令状を見せられます。
もっとも、本作は未来の世界ですから、現代社会の警察官がどうとかは関係ないのかもしれませんが、この作品を読みに来た読者は、最初の1ページ目では、その情報がありませんから、自然と自分の知っている情報を脳裏に浮かべるのです。
僕の場合は、テレビドラマではなく、警察24時的なドキュメンタリーの方です。
そういう自分の経験や知識から情報を引き出すので、本作の2行目以降に違和感を覚えて感情移入が出来ないと、結果ツマラナイ作品と判断されて、先を読んでもらえないという可能性が高くなります。
ということを踏まえて、「嘘じゃない。さぁ大人しく来なさい」という台詞にもリアリティも臨場感も感じられないです。
で、次に手錠を掛けられて、ピピピピと電子音を放ったことで、ようやく読者はここで未来の話だと認識出来るのです。
で、罪状は何だろうと思ったら、飲食店員を殺害。
3Dテレビの件も、説明不足で分かりづらいです。
そして次のページで、世界観の説明が始まるのですが、この辺りをもう少し簡素化しなければ、エブリスタの読者は面倒臭がって読んでくれません。
いや、本当にね。エブリスタの読者は、世界観の説明がメインの小説は、読んでくれないんですよ。(;・∀・)
そして、さらに読み進めて行くと、早々にイディスが犯人だと明かされています。
もう少し、無実の罪を押し付けられて、どうなってしまうんだ? とか、誰が真犯人なんだ? とかの謎を残してあげないと、読者の期待感が下がります。
ここからは、しばらく解説的な内容になっています。
で、シーンが変わって主人公が警察に連れていかれての話になるのですが、この辺りは行間の詰め過ぎで、すごく読み辛いです。
句点2~3個で一行スペースを設けた方が良いでしょう。
P6 ――…嘘、でしょう……?」
「 最初の括弧がついてません。
P7辺りから、ミステリーでいうところの謎解きのような展開になっていき、最後のページに至る流れは、よく出来ていると思うのですが、いかんせんそこに至るまでの前半部分が、読み辛いのと、臨場感やリアリティにかけていることと、状況が分かり辛いので、そこまで読んでもらえているのかどうかということではないでしょうか。
やはり最初をもう少し、分かり易くかつ、読者が感情移入出来るように、映像で見せてあげられるような表現をしてあげる必要があると思いました。
ちょっと書いてみますので、読み比べてみてください。
次のページへ続く。
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