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それからしばらくして、エブリスタでは、特集や新着ピックアップ、妄想コンテストといった、無名作家さんにチャンスを与えてくれる企画が始まりました。
これねぇ……本当に真に受けられちゃったみたいで、僕の作品、まったくピックアップされないんですよね。
(・ε・` )まぁ、いいですけど。
こう考えると、妄想コンテストなんかの始まりの一端を、僕が担いでいる可能性もあるので、今週優秀賞を獲って賞金をもらった里胡さんなんかは、僕に叙々苑くらい奢ってくれても罰はあたらないんじゃないかなぁ……。
と、冗談はさておき、それからしばらくして、某少年漫画誌の編集長の方から、映画化、漫画化された漫画のスピンオフの原作の話を頂戴して、プロットを書いたのですが、ダメだしの連続で挫け。
さらに他社の執筆依頼でも、同じようなダメ出し地獄で心が折れてしまい、僕は作家になるのを諦め、将来の自分の為だけに頭の中の妄想を書き残せればいいやと思うようになったのです。
それから数年が経ち、そして今年、僕が主宰をしているけど、過疎っていて誰も書き込みをしないサークルに少しだけ、カキコミが復活をしたのを機に、エブリスタの掲示板を覗くようになりました。
で、そこに宣伝されているリンクを色々読ませてもらって思ったのは、だいたい大きく分けて四種類の作品があるということ。
まぁ、有名作家さんは掲示板で宣伝なんかしませんから、無名のクリエイターさんの話なんですけど、
まず箸にも棒にもかからない駄作。
それなりに面白いけど、ありきたりな作品。
この人プロレベルなのに、なんで栞がはいってないの?……という作品。
そして、惜しいなぁ……プロデュース次第で人気作品になりそうなのになぁ……という作品。
あれから五年以上が経って、それなりに特集やコンテストがあっても、未だに埋もれている良作の何と多いことか。
まぁ、エブリスタって、今日現在で 1,016,976もの作品が上がっていますから、中々読んでもらえないのは致し方ないところではあるのですが、
やはり執筆している以上は、誰かに読んでもらいたいクリエイターも多数いるでしょうし、その方たちのために老兵が一肌脱いでみようと始めた今回の企画なんですけどね。
そして本題に戻ります。次へ→
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