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温州みかんさん
明日へ
https://estar.jp/novels/25790818
まず初めに、ノンフィクションで、ストレス性鬱の薬物治療中の私が主人公と言われてしまうとですねぇ、ダメ出しとかし辛いんですよ。
(;^ω^)このせいで病気が悪化とかしてしまうと、申し訳ないですから。
でもまぁ、ここはエブリスタで読まれる作品にするための、アドバイスをする場ですので、批判をしている訳ではないと、深く気にせずに軽い気持ちで読んで頂けたらと思います。
まず基本的に、章タイトルはつけたほうが良いです。自分で読み返すときにも、あのシーンってどこら辺に書いたっけ? と探すのが少し楽になりますし、読者に対してもある程度、シーンのテーマを伝えることが出来ます。
次は本文について、僕はノンフィクションの作品って読まないのですが、登場人物は「私」と「彼」という感じで進めて行くのが一般的なのでしょうか?
個人的には、ノンフィクションであっても、仮名をつけて名前で呼んであげる方が、読者が感情移入出来るような気がするのですが。
で、文章なのですが、書き出しはすごく良いと思います。
主人公の心の声が、ストレートに伝わって来るし、行間スペースもあって読み易いです。
で、次のページ。
この辺りは適度に行間があって、読み易いです。
過去の回想を拾い上げて書き出しているので、文末がすべて「た」で終わっているのですが、この辺りを、過去の拾い上げであっても、文末を「た」で揃えない方が良いと思います。
最初の方は今のままで良いのですが、5ページくらいから、行間がなくなって、字詰めになっているので、すごく読み辛いです。
特に病気の話のノンフィクションの場合、どうしてもテーマが重いですから、行間字詰めで書いていると、それだけでエブリスタの読者からは敬遠されがちです。
あまり硬く難しい文章にしないこと、しっかり行間スペースを取って読み易さを重視してあげることで、読者は増えると思います。
ページの文字数も300くらいを目安にした方が良いと思います。
6ページの辺りなど、描写がすごく上手なんですけど、やはり行間字詰めと、文末を「た」で揃えているので、すごく窮屈な文章になってしまっているので、勿体ないです。
あと、女の子の視点の一人称なので、「しかし」「だが」文末「~のだ」は使わない方が良いです。
それと、文体は受け身で書いた方が、感情移入してもらい易いです。
基本的に現在公開されているページまで、全てのシーンが過去の回想なのですが、たとえ回想であっても、現在進行形のような書き方をしてあげると、読者が感情移入し易くなります。
そのシーンごとに映像を作ってあげてください。
例えば8ページ。
イタリアンレストランを後にすると、美術館に寄り、私の県で有名なお城を見に行って、それから昔ながらの町並みを見て歩いた。
回想文にしてしまうと、2行ですが。
「あの……これから、どうします?」
「そうだなぁ……。すぐそこに美術館があるから、ちょっと行ってみる?」
彼が微笑みながら提案してくれる。←これが受け身の文章です。
「あ、はい。そうですね……」
「興味がなかったら他の場所でも良いけど」
「あ、いえ、そんなことないです」
私は慌てて首を横に振り、二人は美術館まで歩いて向かった。
過去の出来事を箇条書きのように拾い上げるのではなく、こんな感じで、美術館の中のシーンとか、その後の城と城下町のシーンを、映像化出来るような描写をしてやると、読者の食いつきが良いです。
因みに上の例えの文ですが
「提案した」とか「提案する」ではなく、
「提案してくれる。」というのが受け身の文章です。
「○○してくれる」「〇〇られる」という書き方が受け身の文章で、一人称小説では、読者に感情移入してもらい易くなります。
とにかく
端正な顔立ちの彼によく似合う黒フレームのシンプルな眼鏡の奥にある怜悧な目であった。とか、
男性との出会いをあまりに理想化しすぎた、うぶな夢想家なのだと思う。とか、
文章は素晴らしいので、多くの人に読んでもらわないと勿体ないです。
このテーマの作品で、エブリスタで多くの読者を得るためには、とにかく読み易さ重視で書くようにした方が良いと思います。
頑張ってください。(*‘∀‘)ノ■ ハイ、チョコ
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