megさん

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Angel Halo 〜エンジェル・ヘイロゥ〜 https://estar.jp/novels/25799563 参加者も減って、順番待ちをされている方も少なくなりましたので、少し濃いめでやってまいります。 と言うと、最初の頃に参加した方に怒られそうですが、まぁ、そこはご了承ください。 SFカテゴリーということで、これまた若干専門外なので、的を射ないことを言うかもしれませんが、苦情は私にではなく下記URLにお願い致します。 https://estar.jp/users/41610058 ただし、この人を怒らせると、お尻の穴をアーク溶接でくっつけられますので、ほどほどでお願い致します。 ペコリ((。´・ω・)。´_ _)) まず舞台設定と、世界観についてですが、これは素晴らしいと思います。 ただ、こういう話は、そこまで珍しくないので、他と差別化させる工夫は必要だと思います。 次に文体についてですが、行間スペースも配慮されていて、とても読み易いのですが、やはり1ページが長いです。 例えば4Pは、なんでここにケモノが……。 のところまでで、改ページをした方が良いと思います。 そして……ここで一つダメ出しをさせてもらいますが、読者はどんなに面白いエンディングがあろうと、あっと驚く伏線回収があろうが、最初がつまらないと先を読んでくれません。 この作品は書き出しも悪くないし、読み易いのですが、最初の3ページ以内に、一番大切なことが書かれていません。 それは主人公に関する記述です。 最初に……リ…エル……。という記述はありますが、それだけでは正確な名前が分かりません。 おそらく最後にエルがつくので、天使名だと思いますが、読者はそれが分かりませんから、最初に名前が分からないと、先を読んでくれないのです。 因みに天使名を知らない読者のために、この作品の主人公は天使名「ミカエル」を襲名するのですが、諸外国では天使名を名前に使用することが多く、アメリカではミカエルのことをMichaelと書いて「マイケル」と発音します。マイケルジャクソンとか、ドイツだとF1パイロットのミヒャエルシューマッハ。ポルトガルなら、消臭力のCMに出ていたミゲルくん。みんなミカエルのことです。 はい。オジサンの豆知識に続いてからの、次いで出て来るのが、委員長です。 後に委員長がアネットであることが分かりますが、最初に委員長しか出て来ないので、主人公が委員長なのかと思い、読み進めてようやく、ザックがアネットちゃんに向かって「さすがクラス委員長!」と言っていて、ここで初めて読者は最初に出て来たのが、主人公ではなかったと気がつくのです。 おそらく後に「ミカエル」という名前を襲名するので、本名を書くと逆に困惑するかもしれないという意図で、名前を出していないのかもしれませんが、携帯小説は、一般的な書籍とは違います。特にエブリスタでは、如何に読者に感情移入させるかで、栞を入れてもらえるか、貰えないかが決まるので、最初に主人公のキャラがどういうものかの一文は、必ず書いてください。 僕はシスターが出て来たり、孤児院で育っているところから、主人公を「約束のネバーランドのエマ」に置き換えて読みましたが、作者からある程度、映像として見せてあげないと、感情移入はしてもらえません。 例えば主人公の名前が「花子」で、髪形が「金髪のショートヘアー」だったとしたら、地の文でのあまり長い説明はNGなので、 例えばシスターに「あなたは」と呼ばせているところを、「花子は」と名前で呼ばせるとか、 シスターが私を抱きしめて、ショートの金髪をポンポンと撫でてくれる。とか書くと、髪形や名前がスマートに読者に伝えられます。 これは、シスターじゃなくても、教官やアネットちゃんに、名前を呼んでもらったり、ザックに「おい花子。オマエのその金色の髪の毛の下に埋まってる脳みそは、ちゃんと機能しているのか?」などという台詞を言わせることで、地の文で説明をするよりスマートに、読者に主人公の情報を映像として見せてあげることが出来ます。 そして、本文なのですが、まずケモノと戦うシーンが、描写が足りていなくて、少し残念です。 ケモノが近寄って来ていて、自分に狙いをつけているところまでは分かるのですが、突然「させない。まだ死ねない! はあぁぁぁぁ!!」といってナイフを突き刺しています。 ケモノまでの距離感とかが、書かれていないので、これだと自分から距離を詰めたのか、それとも飛び掛かって来たケモノにナイフを突き立てたのかが分からないので、今一つ臨場感に欠けてしまいます。 ちょっと書いてみます。 周りに助けてくれる人はいない。 じゃあ、私が死んだら、あの子も……? ――グルゥゥゥゥウウウウ。 目の前の生臭い口が、大きく開かれた。 ……させない。まだ死ねない! 「はあぁぁぁぁ!!」 固まった身体に血が通い始め、熱が戻る。 ――グガァァアアアア! 襲い掛かって来るケモノの牙を、すんでのところで交わすと同時に、引き抜いたナイフをケモノの下顎に突き刺した。 こんな感じで如何でしょうか? P5 他の国目指して放浪する人たちのことだ。脱字です。国を目指して P6 「私、行きます!」と主人公が即決してからの、ガブリエルの対応が、少しおかしく感じました。 自らスカウトに来ているのに、「行く」と言われて、「もう少し考えて」とか言わないと思います。 「私、行きます!」 「軍なんて目指さず、他の道……って、行く?」 「おまっ! いいのか? そんなにすぐに決めなくても、少し考えてからでも良いんだぞ」 くらいじゃないでしょうか? 入隊試験の辺りは、すごく面白く書けていますが、ここは少し景色の描写をいれてやってください。 例えば、現代日本が舞台だとして、この試験が行われているのが学校の体育館と書けば、それだけで読者の頭の中に、映像が浮かびます。 神社の境内だったり、駅前のロータリーなどでも、映像は浮かびますが、この作品の場合、読者が見たことのない世界で、物語りが進行していますので、建物や建物内部の装飾だったりを書いて、景色を見せてあげてください。 P16 集団の歩いて来ても 集団が歩いて来ても P23 今までミカエルの一人称小説だったのに、何の予告もなくラファエルの一人称になっています。 この場合は、読者にラファエルの視点に変わったことを教える一文が必要です。 通常の一人称は「ラファエルSIDE」というような表記をしますが、ここは一番最初にラファエルに視点が切り替わったことを伝える文章をいれます。 ミカちゃんとサリちゃんたちが走り去って、私とアリエルさんが残った。 この一文で、ミカエル視点ではなくなったことが分かります。 欲を言えば、人称をキャラごとに変えると、もっと分かり易いです。 ガブリエル 俺 ミカエル 私 ラファエル わたし サリエル あたし アリエル ワタシ という感じにすると、ワタシは……と書いただけで、誰の視点か分かります。 P26 これかなり前のページでも使っていましたけど、井の中の蛙大海を知らず。 人間以外の生き物を見たことが無いのに、カエルは知っているんですね? まぁ、良いですけど……(;^ω^) 27ページまで読ませて頂きましたが、とても面白いです。 大勢のキャラが、同時に出て来るので、読者がごちゃごちゃにならないような工夫を忘れないように、続きの更新を頑張ってください。 (*‘∀‘)ノ■ ハイ、チョコ
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