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伝説都市アガルタ
アースツーの中央大陸東部の端、大河セミラミスの畔に、伝説都市アガルタという古都市があった。
払暁の明かりに照らされて、テラスから見える大河を見つめていたのは、イゾルテ・フレイア・エルネスト(16)だった。
川風が、短く整えたマセンダの髪を揺らしていた。
背後から伸びた手が、イゾルテの下腹部をいやらしく撫で回した。
「いやん♡しぇんしぇい♡」
「ん?どうした?イゾルテ。もう受胎しちゃったのかー?」
言ったのは世紀のエロ勇者、学園国家アカデミーの国王犬。陽神ソルスにこんがり焼かれる男。要するにジョナサン・エルネストだった。
「ん♡んん♡解んにゃい♡」
子宮を揺さぶられて、それだけでイゾルテは崩れそうになっていた。
さっそく汗が滲んだうなじに顔を突っ込んで、ジョナサンは言った。
「思い出すなあ。初めての時はギャーギャー泣いて、愛人になってもいいし子供生んでもいいけどそれだけは嫌だって俺の顔蹴ったのに、慣れたらこれだもんな。あー♡イゾルテの長い足♡腰周りに尻まで肉付きがよくなって、子供生んだのにこのスリムボディ♡アースワンだと完全にモデル体型だぞイゾルテ♡なあ?ミラージュが今度王宮でファッションショーやるってさ。王宮でやるからパレコレって言ってた。イゾルテ興味ある?ああ形のいいおっぱいだ♡まだ出るよな?ああ2人目出来るといいな♡」
「あ♡指で♡あんまり興味ないけど♡しぇんしぇいが言うなら出るよ♡」
「うん♡フラさんが3人目、アリエールが2人目で今妊娠中期だし、せっかくだから今回の旅行で作ろうな?子供。ああベビードールスケスケ♡暖かい♡奥フニュフニュ♡まだこの時間は少し冷えるな♡」
ド底辺のゴミのような国王勇者の姿があった。
「あ♡朝は♡ああ固い♡マリオンの妹出来ちゃうよ♡」
川を望みながら、イゾルテの奥にワンちゃんが定着したのを感じた。
「朝ワンは凄いんだぞ♡ヌルヌルで暖かいイゾニャン最高だ♡」
本当に、ソルスに焼かれろと、アガルタの住民はそう思っていた。
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