鯉噛み村【短編】【下品】

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 心底早く終わらせたい。意を決して鯉の頭部を掴む。ぐえぇぬるぬるしてる。そして生臭い。でも目を瞑って前後させる。ん。妄想妄想。これは鯉じゃなくてローションまみれの女優の腰。腰細い。この先には柔らかおっぱい。……無理だ。感触からして腰じゃないわこれ。  ええと、スキンヘッドの女子の口。いや、無理、ええと、そうだ、水泳帽。水泳帽を被ったリンカ。その喉奥に突っ込んでる。ときどききこえるピチャピチャいう音はプールの中で水面から頭だけだしてやってると思えば、よし。リンカ、リンカ。まじごめん。前にリンカの水着で抜いたことはあるけど何か思い出が汚れていく気分。ふっ、ん、くっ。  何かがゴリっと先端に当たった気がする。  ひょっとして咽頭歯!? そう思った俺は一気に萎えて思わず目をあけた。両手の間から鯉がうつろな目を俺に向けていた。さらに萎えた。佐々木さんと目が合った。おっさんに見られてるとかちん○はもう絶望的。  さっきのはよく考えたら鰓とかかな。どちらかというとぐにっという感じで歯みたいな固い感じじゃなかったような。  ……でもちょっと休憩。心が折れた。  鯉の口からちん○を外す。  隣を見るとタカは抽挿をくり返していた。目が開いてる。鯉を見ているわけではなさそうだがあの瞳の先にはリンカの顔した野々浦冷がいるのか。強いな。それにしてもタカの嫁でけぇな。俺のより30センチくらいでかいのか。突き上げるようにねじり込んでる。口もでかいな。そうか、まっすぐじゃなくて角度をつけたほうが安全なのかな。
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