鯉噛み村【短編】【下品】

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 ふぅ。だがやらないと終わらない。男にはやらねばならぬ時があるのだ。心底嫌。  このぬめぬめした感触で人を想像するのはちょっと無理な気がする。  よし、鯉型オナホ。オナホ。  そっと口に突っ込むとまた吸い込まれた。バキューム機能ありの鯉型オナホ。ローションたっぷり水中プレイ。  鯉の上あごにこすりつけるように出し入れする。抜く時に吸い込まれる圧の抵抗があって少しエロい、気が、すると思え、俺。畜生ッ!  ん、これはオナホ。ええとオナホは使ったことはないけど、誰かを想像して挿れるものなんだよな。多分。ん、こないだ見たエロ動画の名も知らぬお姉さんのバキュームフェ○。ん。あのお姉さんに口でしてもらっていると想像しながら鯉型オナホでオナってることを想像する。何がなんだかわからなくなってきたが考えたら負けだ。お姉さんが脳内でささやく。何かをいのる。えいしょう、ねんじろ。おおっと。もう鯉と目が合ってもそういうよくわからないオプショナル的飾りだと思うんだ。ローションでぬるぬるの鯉型オナホ、お姉さんのフェ○。ふ、ん、あ、ん、いけ、そう、くっ。あっ、んんっ、つっ。  なんとか1発奥に発射した後、腰の動きがだんだん緩慢になり、ちん○がしぼむ感触と惰性的に最後まで鯉型オナホに吸われる感触。冷静に戻っていくとぴちぴちいう鯉のしっぽ音が戻ってきた。こころなしか鯉が満足げな顔をしている気がする。解せない。 「おつかれさん」 「わぁ! びっくりした」 「集中力高いねぇ、ほら、タオルだよ」
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