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佐々木さんからバスタオルを受け取って桶から上がり、体を拭いて着てきたジーンズとシャツに着替える。なにかアレだ、賢者タイム的にもうどうでもよくなった。寝転がりたい。おうちかえる。
佐々木さんが温かい生姜湯を持ってきた。
「タカシ君大丈夫かねぇ、もう30分くらい経ってるけど」
「一応本人はなんとかなるって言ってたけど」
そういえばと思って目を向けるとさっきまでと同じ一定のリズムで抽挿をくり返している。全体的に様子が全然変わらなくて少し怖いかもしれない。唐突にタカの動きが止まる。失敗したか?
「佐々木さん、出たよ~」
「タカシ君は随分淡々としてるねえ」
「お前、イくとき興奮したりしねぇの?」
「してるよ~?」
全然そんな感じじゃなかったけど。タカが着替えるのを待って佐々木さんが村長を呼びに行く。村長が嫌な目つきで俺らをぐへへと見る。鯉の喉奥に白いのが溜まっているかを確認するらしい。なにか魂が汚される気分だ。俺らもう帰っていいかな。出したからさ。
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