鯉噛み村【短編】【下品】

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「おいタカ、お前勃ってる時のちん○の長さどのくらい?」 「えぇ~調べたことないよ?」 「じゃあここでオナれ」 「えぇ~無理じゃない?」 「エロ動画見ればなんとかなるだろ」 「うう~んじゃあえっと向こうにいってしてくる、このメジャーで測ってくればいいの?」 「そう、過少申告も過大申告もなしで」 「恥ずかしいよぅもう」  茂みに入ってタカがゴソゴソしだした。  その間に鯉を眺める。相変わらずこっちに集まってパクパクしている。  速攻で終わらせたい。眺める鯉の口は結構でかい。鯉がでかすぎると口がガバガバでイくのに時間がかかる気がする。  90センチサイズを1匹無理に捕まえて口を引っ張ってみると直径6センチくらいまで開いた。ガバガバだな。上顎にこすりつけるとか? でこぼこしている。ううん。なんかバカバカしいけど結構重要な。そして口内を観察しようと鼻先に持ってきた鯉が生臭い。ぐえぇ。それだけでなんだか萎える。ひょろりと伸びた髭が憎い。こいつらオスなのか? ……考えるのはやめよう。  それにしてもタカが遅い。下手に声をかけると萎えるだろうから遠慮してるけど、もう茂みに入ってから20分くらい経つ。遅漏なのか?  タカから声がかかったのは結局30分くらいたってからだった。 「テル、ティッシュもってない? あ、ありがと」  ポケットティッシュを投げ入れてしばらくしたらタカが出てきた。
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