エピローグ

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エピローグ

ここは金沢、加賀百万石の城下町。 バスを降りればたくさんの人々で賑わうのは、懐かしい街並みが残るお茶屋街。 いくつもの格子戸と、ひっそりと佇む柳の木。 そこからさらに、奥へ奥へと進みます。 小さな路地の、ずっとずっと向こう側。 大きなお屋敷が見えるでしょう。 この地に深いゆかりのあるあなたの心が傷ついているのならば、優しいお茶と神様が作る美味しい甘味で癒やしましょう。 さぁ、私の声が聞こえたあなた。 格子の門をそっと開きなさい。 人知れずこの地を守る雨の神様と、双子の狐の神使が、優しくお迎えいたします。 ここはひがし茶屋街、雨天様のお茶屋敷。 今宵も、我らが最高のおもてなしをいたしましょう――。 【完】 最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。 心より感謝を込めて。 エブリスタ 2021/2/21~2021/3/12 ※こちらの『ひがし茶屋街 雨天様のお茶屋敷』は、2019年~別のサイトで公開中の作品に加筆修正したものとなっています。
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