立つ鳥跡を濁さず

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立つ鳥跡を濁さず

 空気とか、場とか、読まなきゃいけない事が多い。  生きて行くには文字を読むだけじゃ足りない。  読むって、すごく難しいと思う。  あたしが今読みたいのは、自分の引き際、去り際の雰囲気。  読みたいと思う時は、正しい方を選びたい時で、上手くいってほしい、失敗したくないから読みたい訳で。  何が正解か、どうしたら間違いないのか、そんな事をずっと考えてる。  今なんじゃないか、と毎日思うし、今日も読めなかった、とも毎日思う。  特に人との関係上での引き際、去り際は、残される人がいるから余計に色々考えてしまう。  気にしているのは自分だけで、相手は何も思っていないかもしれないけど、それでもどう思うだろうって考えてしまう。  「立つ鳥跡を濁さず」と言う諺がある。そんな風に出来る人は一体どれくらいいるんだろうか。
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