愛の儀式へ

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何も言わなくても俺たちは引き寄せられるように唇を重ねた。 キスしながらお互いのバスローブを脱がしあい生まれたままの姿になる。 あのマジックミラー越しに見た白い滑らかな肌がすぐ傍にある。 そっと触れて肌の温かさを手の平に感じる。 あぁ…お願い。俺の事もその大きな手で触って? モリアさんの手を取り自分の胸へと誘う。 優しく壊れ物を扱うように触れられる手。 くすぐったくもどかしいのに、とても―――気持ちがいい。 モリアさんの唇が俺の身体に沢山の印をつけていく。 段々と下に下がっていき―――もうすでに起ち上がってしまったアレにちゅっとキスをされた。 その刺激に出てしまいそうになるがなんとか堪える。 くすりと笑う声が聞こえた。 「可愛い……」 「モリアさんは……意地悪だ……」 「そう?じゃあご希望通りもっと意地悪しちゃおうかな」 「え、やだっ。ちが……っ!う…んっ」 そのままぱくりと俺のアレはモリアさんに食べられてしまい、あられもない声が零れた。 ぺろぺろと美味しそうに舐めるように動く舌と吸引に出てもおかしくないのに根元をしっかりと握られていて出す事が出来ない。 「やぁ……、んん…っ、はぁ…はぁ…モリ、アさ…ん――俺、もぅ――っ」 「じゃあ、みかさ、―――イって?」 一際強く吸われ舌で刺激された。 「はあぁぁあああああああっ!!んんんっ」 大きな嬌声の後、どくどくと流れ出す俺のミルク。 モリアさんはそれをごくごくと美味しそうに飲んでいる。 その顔は恍惚としていてエロいくせにどこか神秘的で、俺の後ろからとろりと何かが零れた気がした。 それから俺もモリアさんのミルクを飲み、極上の味に驚く。 「それは僕がみかさの事を愛しているからそうなるんだよ。僕たちはお互いを想えば想うだけそのミルクの味も極上になる。みかさのミルクも極上だった。嬉しい―――」 そこから言葉はいらなかった。 重なり合い溶け合って、俺の中でモリアさんがミルクを放つ。 下の口からさえも極上だと分かる(あじ)。 俺たちはお互いが唯一無二の存在になった。 俺はあなたのあなたは俺のミルクだけがお互いの糧。 -終- おまけがあります
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