冷たい接点

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　それでもフォークはまた氷上のスケーターのように氷を削るばかり。あなたとの時間を大事にしたい私は緊張し、溶けずに貴方を愛す。　一段と険しい表情のあなたはふっと諦めた様子でフォークの腹を使い、私の頭をコンコンと叩く。　見つめ合う時間はものの10秒。　　「違うやつ食べようかな」　この人。　私ーー、アイスケーキより冷たいわ。　　　　　　　　　　了

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