冷温戦争

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 昔から語り継がれてきた『冷温戦争』。 その戦争が起きた背景には、ある大学の研究テーマがある。 『手が冷たい人と温かい人どちらが優れているのか』  ソ連のある有名大学で、議論されたテーマである。  手が冷たい人の方が優れているという側の主張は「手が冷たいということは、手汗をかきやすい。手汗をかく理由は主に緊張汗によるものだ。つまり手が冷たい人は感情が豊かで芸術的センスがある。」  対して、手が温かい人の方が優れているという側の主張は「手が温かいということは、血行が良いということだ。つまり、頭の回転が速く、代謝も良いのでスタイルが良い人が多い。」 両方の意見のどちらが正しいか。一般市民に多数決をとったところ、『手が温かい人の方が優れている』側が勝利した。
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