プロローグ

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そして、あの辛い事件から約、6年後……  時は過ぎて高校1年の夏 物陰に隠れた草花にも光が射すときは来るんだ。 世界は周っている、そして秒針と一緒にボク達の青春も時を刻んで廻っているんだ。 先生の母校でボクは今、光と闇が綺麗に調和するステージ上でボクらの青春と言う名の舞台公演が始まったんだ。 「やっと居場所を見つけられたんだ」 今のボク違う。先生が果たせなかった夢と想いを受け継いで必ず夢の舞台に立って見せる。 ボクはそっと胸に手を当ててゆっくりと瞼を閉じた。 「先生の遺志はココで生きているんだ」 そう…… それは高校演劇最高のステージ。全国高等学校演劇大会に行くことだ!
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