第4話 誘惑の毒蜘蛛《タランチュラ》

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「うふふふ、遂に見つけたわ。私はもう一生手放さないわ。貴方はこれからママの代わりになるんだから」 私は体育館の舞台袖で胸をときめかせながら上目遣いで見つめたわ。だってママの温もりを中途半端でしか貰っていないんだもん。 〈ママが生き返ったみたいだわ。たっぷりと甘えさせてもらうわ〉 「ごめん美咲……」 ボクが覚悟を決めて目を瞑ると茜先輩がボクのスカートのファスナーをゆっくりと下ろした。
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