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「良いか?俺の出世の道をお前の下らないお遊びで潰すな」
「ボクは何もしていない、今ちょっと」
ドン!
「黙れ! 遊ぶ余裕があるなら早く勉強をしろ!」
父は机を強く叩いて一喝すると無言の圧を背中から放ちながら再びカチカチとパソコンを打ち始めた
たった一人しかいない家族にも相談できないなんて……
ボクは暗い部屋で一人、涙を流していた。茜先輩に逆らうことは出来ないんだ…… 逃れられない愛…… 辛い…… この日ボクは長い夜を眠れずに過ごした。
「先輩にボクの素顔をバラされたら折角手に入れた居場所を失ってしまう……」
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