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ノイチ
「でも、実際俺ら今25歳? 中学で出会った時は、こーして一緒に酒飲むとこなんて想像─────────」
亜朗・ハッチ・キック・マサヨシ
「「「「…………」」」」
斗真
「ぶふ……っ♪先輩達のその顔……っ♪」
ノイチ
「──────ついてたなぁ。全然余裕でこーゆーシーン想像できたよなぁ」
亜朗・ハッチ・キック・マサヨシ
「「「「だよね~♪」」」」
ハッチ
「予知夢か! ってくらい今のこのシーンは簡単に予想付いてたわ♪」
マサヨシ
「仲良しですからねー♪俺ら♪」
キック
「俺なんて出会った中1の時既に『コイツらとは多分ずっと』って思ってた♪」
亜朗
「そーなの!? 俺は高校入ってキック達と離れたのに、大人になって疎遠になってるところが想像付かなくてそれで、って感じかな♪」
ノイチ
「あ~ソレも何か分かるかも♪」
ハッチ
「でも斗真がいるのは想像付かなかったな」
斗真
「ヒドイっ! って言いたいとこですけど、俺自身もそーっスね。紫朗達とは将来もずっとって思ってましたけど、まさか先輩達とこーして気軽にしょっちゅう飲みに行く関係になるとは思ってなかったっす」
キック
「そ? 俺は斗真が1個下でも、コイツらに対してほどの確信はなかったけど、『ユルくでも多分ずっと連絡取るし疎遠にはならないだろーな』って思ってたぞ? 」
斗真
「っ! 涼馬先輩好き!! 」
キック
「はいどーもー♪」
ハッチ
「つぅかさぁ……1個下と言えばさぁ……」
亜朗
「ん? どしたの? 」
ハッチ
「ぃや。なぁノイチ、小雪ちゃんモンペのサクには言っても良くね? てか言った方が良くね? 」
ノイチ
「ん。どっちみちサクのお眼鏡に叶う男じゃねーと小雪ちゃんとは付き合えなさそうだし」
マサヨシ
「そこだけで言ったら俺らもだしサクの皐月の先輩達もじゃね? 小雪ちゃんのモンペ」
キック
「確かに。あの人達、マジでサクの両親どころか桜岡一族好きすぎてたまに心配になる」
斗真
「あははは♪ソレ紫朗も言ってま───────って、ぎゃあ! ちょ、亜朗先輩顔怖いっ!! 」
亜朗
「んー、何か『小雪と付き合う』とか、何かムカムカするワード聞こえてきた気がするんだけど……気のせいだよね? 」
マサヨシ
「ちょ、マジでサクその顔ダメだわ! 」
キック
「ノイチ! ハッチ! 早く話し進めろ! サクがどんどんブラックになる! 」
ノイチ
「お、おぅ! サクあのさ、もう単刀直入にハッキリ言うけど、利依也が小雪ちゃんに惚れてる! 」
亜朗
「えっ!? 利依也が!? 」
ノイチ
「そう! 高校の入学式の前に利依也と優羽希と小雪ちゃん出掛けたっしょ!? それ帰って来た時、利依也が家で「あー! もー! 小雪ちゃんマジ可愛いっ!! どーして俺同い年に産まれなかったんだろ!! 小雪ちゃんがJKとかマジヤバいって! 小雪ちゃんが悪い男に引っ掛かったらどーしよ!! クソ何で俺小雪ちゃんより年下なのっ!? 来年絶対小雪ちゃんと同じ高校行くからなっ!! でもこの1年マジで気が気じゃないんだけどーーーーーっ!!」って1人で大声で叫んで悶えてた! 」
ハッチ
「丁度俺も一緒にノイチの実家に顔出しててさ。利依也に「え? まさかお前……」って聞いたっけ、優羽希が「里志くんもお兄ちゃんも今頃気付いたの? 利依也の恋はもう既に4年目突入してるよ」って」
亜朗
「ウソっ!? 小雪全然それ気付いてないよ!? 」
ノイチ・ハッチ・キック・マサヨシ・斗真
「「「「「そこはサク(亜朗先輩)譲りの部分でしょ」」」」」
亜朗
「…………」
キック
「サク、その顔。つか、あの利依也がね~♪」
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