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「風見は推薦でしょ?夏には決まってたもんね。」
バスケの推薦枠で、強豪の大学に通う。風見とは全く違う通学路になって、私達はこのまま音信不通になるのかな。大学で新しい食べ友が見つかるか。
「うん。バスケを目一杯やるんだ」
「お互い、違う道だけど頑張ろうね」
「うん」
風見と拳をぶつけあう。
このまま会わなくなるんだね。
私の高校時代の青春はすべて、風見とのごはんだった。向かい合って、隣合わせになって食べる。誰かと一緒に食べること。
明日、私は誰と食べるんだろう。
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