『言ってることは恰好良いけど肝心の目的がダサいよ』

1/1
前へ
/51ページ
次へ

『言ってることは恰好良いけど肝心の目的がダサいよ』

「いって!!ちょっとおお!!?」 「あんな、数百円程度の砂糖と脂肪の塊でこの僕が諦めるとでも?馬鹿にしてるんですか?お子様は引っ込んでろ」 フレデリックの方が数カ月誕生日が遅い。 しかし、同級生だ。 「はぁ? 非売品の縫いぐるみ欲しさに駄々こねてる奴は子供じゃないの? それから俺、君を初めて見た時、同級生どころか中学生かと思ったんだけど?」 「欲しいものを諦めるのは漢のすることでは有りません。どんな汚く姑息な手を使ってでも手に入れてみせる!」 「言ってることは恰好良いけど肝心の目的がダサいよ。」 「フレディ君の馬鹿っ!! さっきは味方してくれたのに。僕を弄んで最低です」 「何か店員とのやり取りに飽きた。クレープ食べたい」 「あんな砂糖と脂肪の塊を優先するんですか? 酷い」
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

52人が本棚に入れています
本棚に追加