『羞恥プレーなんて先輩大好物でしょう?』

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『羞恥プレーなんて先輩大好物でしょう?』

 店員が遠い目をしている。  カウンターの上の熊の縫いぐるみに五十嵐はうっとりとした表情を見せた。 「円らな瞳柔らかな体……あぁ、頬ずりしたい」  人の話を聞いて欲しい。 「皆にじろじろ見られてるよ。いやもう、まじで頼むよ。何で俺が羞恥プレーを受けないといけないの」 「はいはい、羞恥プレーなんて先輩大好物でしょう? 何でもスケベなことに変換しちゃっていやですね。いくらそういうプレーにも興味があるとはいえねぇ。ここデパートの真ん中ですよ。自重してくださいよ。見られて恥ずかしいことに快楽を感じてしまう破廉恥な体なんて、僕なら恥ずかしくてお天道様のもとを歩けませんよ。貴方の面の皮の厚さは羨ましいですよ。はぁ、やれやれ」 「……。おいこら、何勝手に人の言葉を歪曲捏造してるんだ。むしろお前が自重しろ」
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