『馬鹿ですか阿保ですか。その目はお飾りですか』

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寧ろ笑顔が引きつる。 いうべき言葉が見つからない。 兄崎は五十嵐の買い物を手伝ったことを心底後悔した。 生徒会室で飲む茶が不味いので在庫が無くなり次第、別の茶を購入しに行きたいと五十嵐が言いだした。 これと言って特に業務もなく暇だった兄崎は五十嵐について行き茶菓子なども購入することにした。 ――と、言うより、五十嵐に春日に自作のエロ本を渡すのを控える様にそれとなく注意したかったのだ。  すると今日も今日とて生徒会室に遊びに来ていた会長大好きフレデリックは春日絡みの話をするなら一緒に行く。と何故かついてきた。  要するに彼も暇だったのだ。 因みに春日は家の用事で、会計の朝比奈は愛しの錦お兄様とデートの為不在だ。
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