『馬鹿ですか阿保ですか。その目はお飾りですか』

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「五十嵐、お願いだから、ね、もう帰ろうな……」 「そうだ、そうだ。買い物は済んだだろ。何だよクマの縫いぐるみなんてどうでも良いだろ」 「フレディ君は馬鹿ですか阿保ですか。その目はお飾りですか。僕の眼鏡貸してあげる。屈んでくださいよ。身長差いくらあると思ってんですか」 背伸びしてフレデリックに外した眼鏡を掛けようとしているが、大きな手に頭を掴まれ拒否される。 「五十嵐こそ目が悪いんだろ。眼鏡新調すれば」 「視力矯正って淫靡な響きですよね」
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