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お兄さんの名前は「あきのりさん」といった。
あきのりさんも安永家のお父さんと同じように、奥さんと小学生の男の子の二人の家族がいて、そして、その家には僕のような柴犬、そして二匹の猫がいるそうだ。
あきのりさんも「猫蟲」を見たことで夢の世界に呼ばれ、おじさんから「特訓」を受け、そして、3年くらい前から「猫泥棒」として頑張っているとのことだった。
僕は、この夜から、満月の晩の度、あきのりさん、そして他の動物たちと共に、「猫泥棒」としての勤めを果たすこととなった。
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