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僕を支え、成長させてくれた四人のかけがえのない仲間たち。
この人たちの物語に、僕はいったいどんな色をもたらすことができるのだろう。
それを知りたいというのは、いささか強欲が過ぎるというものだろうか。
「律、行くぞ」
「行くって、どこに」
「打ち上げだよ。打ち上げ。古賀さんと井口さんは来てくれるってよ。あ、藤牧さんも行きますよね?」
昌人が初めて、僕以外の人たちの名前を呼んだ。
名前はやっぱり重要だと思う。
「よっしゃ、決まりだ。二人のこと、もっと詳しく聞かせてもらうぜ」
早速、僕の物語を振り返るときが来たようだ。
四人ともそれぞれ、断片的にしか僕の物語に関わっていないから、知らないところでたくさんの出来事が発生したことに驚くかもしれない。
それもすべて、僕の自分語りにかかっている。
得意分野ではないとはわかってはいるけれど、善処したいものだ。
そんなわけで、僕の大学受験ならびにひと冬の恋物語は、これにて閉幕だ。
続きを語るときが来たら、またそのときは、お付き合いいただきたく。
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