下『死者のメッセージ』

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サビに差し掛かったその時、異変が起こる。 ザザッ… ザ––––ッ 曲にノイズがかかり、続いてテレビが砂嵐になった。 「………!」 「、来たか?」 リーダーが呟く。 私たちはテレビを凝視した。 それは––––現れた。 砂嵐のテレビに、人の片目が浮かび上がる。 「………⁉︎」 体が硬直した。 浮かび上がる瞳の中に、まるで意識が吸い込まれるような感覚がして––– ブツッ! スイッチが切れたようにテレビが真っ暗になったと同時に、私は意識を失った–––…
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