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診察の結果、涼の足首は靭帯が一部切れてる状態、 まぁ想定通りグレードⅡの捻挫だった。 それは仕方ないが… 「(泣き顔を見て惚れるって俺やばくないか)」 俺がそんなことを考えて頭を抱えこんでる中、 涼はストレス撮影が相当堪えたようで、足首を 触られそうになる度ビクッと肩を揺らしている。 「後は固定するだけだから痛いことはないぞ。 だからもう泣くなよ。」 そう言ってからかうと、涼は顔を真っ赤にして 「分かってます!!」 って。でもやっぱり触られたら固まってた。 子犬みたいで可愛い。 帰り道。 俺は、駐車場から家までの道をぴょこぴょこと 慣れない松葉杖を使って歩く涼を見ては頭を抱えての繰り返し。 「歩くの、辛くねーか?(こんなに可愛いって 思うのは惚れてるからだよな。)」 「痛むけど大丈夫です。もう、すぐそこですし!」 「そうか。(俺ってSっ気でもあんのかな、、)」 はぁーーーーーー。 とりあえず……… 一生懸命歩いてる姿、可愛いすぎかよ。 「(俺、今日可愛いしか考えてねーな。)」
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