一度目の朝 

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 服を着替えた後、一階のリビングに向かった。すると、ナリユキさんが料理をしていた。ランベリオンさんは本を読みながら、食卓で待っているという状況なんだけど。何かシュールじゃない? ワイバーンが読書しているの何か面白い。 「ミク殿おはよう。お酒は抜けたのか?」 「ばっちり抜けましたよ。ナリユキさんもランベリオンさんもお酒強いんですね」 「まあ、 人型化(ヒューマノイド)になっているときは、良く飲んでいたものだ。始めはやっぱり直ぐに酔っていたのだが」 「そうでしたか。ところでランベリオンさんは何を読んでいるのですか?」 「ん? スキルについての勉強だ。色々なスキルがここに書かれているのだ」 「そうなんですね。今度私にも見せて下さい」 「勿論よいぞ」 「ありがとうございます。ナリユキさんお手伝いしますよ」 「もうできるから配膳してくれ」 「はーい」  で、渡されたお皿には、ベーコンとスクランブルエッグと、レタスとミニトマト。かかっているドレッシング、恐らく醤油とごま油のオリジナルドレッシングっぽい。そしてもう一つのお皿には、色々な種類のパンがあった。自炊系男子とか普通にモテそうなのに何で童貞なんだろ? よく分からないや。 
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