殺してくれて、ありがとう。

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ウィーズリー家に向かうと食卓と思われる場所から明かりが漏れていた。中からは家族4人の幸せな声と優雅なクラッシック音楽が聞こえる。 絵に書いたような幸せな空間だ。 この幸せな空間を僕は今から壊す。 僕は、いつものように仕事を実行した。別の部屋に石を投げ入れて音に注意を取られている隙に部屋に侵入。 「だ、誰だ貴様!!!」 あ、あれが当主か。 きっちりと着こなしたスーツに短髪のブロンドの髪。その奥には同じ髪色をした妻と娘と思われる姿が3つ。 なんだ。みんな揃ってるからちょうどいい。 「誰だと言っているんだ!私の家に勝手に入って誰か!誰かいないか!!」 「うるさいな……」 いるわけないでしょ。通報される前にみんな殺してるよ 僕は懐からワイヤーを取り出し、それを当主の首に巻き付けた。状況を理解出来ない間にそのワイヤーを一気に手前へと引き抜く。 「きゃーー!!!」
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