過ごした一年間と数分間

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過ごした一年間と数分間

あなたの声が好きでした あなたの瞳が好きでした。 守ってくれたことはなによりうれしかった。 でもあなたを取り巻く環境は大嫌いでした。 もう何年まえのことでしょう 感謝している けれど あなたはどんな思いでいたのだろう 好奇心か同情か どれでもいい 肝要なのは行動した結果。 行動できなかった自分は大嫌い。 なんでも見抜く鋭い人がいた。 なんであんなに言い当てられるのか 初対面なのに ずっと前から私のことを知っているように それができる理由は簡単 あの人は人をまとめる側だったから そのうえあの人は知っている 笑える強さ なんでもないといえる強さ 好きだからつらくても がんばれるといえる強さ。 どれも不器用な自分にとっては至難の業 いつかあんな人になりたい たとえかなわなくても 憧れるくらいは 許されるかな 決められないあなたへ 決断を 叫ぶ声にこたえられない みじめな自分 あなたたちが望むモノ わたしにできること そんなこと重なるわけがない。 でもみんなに笑顔でいてほしいから 仲間なんて今まで興味ないけれど
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