仕事人間は恋愛には向かないのか

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 この街はとても古い町だ。歴史は戦国時代から有るらしい。しかし、今ではすっかりと過疎化が進んで廃れている印象すらもあちらこちらに有った。  しかし、僕の会社はそんな所に本社が有って東京支社でバリバリと働いて、成績も良かった僕はそんな田舎街の本社勤務になった。  水産業で出来た様な街だから会社はそれなりの業績も有って、かなり大きいと言える。しかし、だからと言ってこんな所に異動するとは思ってなかった。転勤が決まって付き合っていた彼女にも転勤先が田舎だった事を理由に別れられてしまった。  でも、そんな事でフル様な人だったのだからその程度だったのかもしれない。僕は別に田舎暮らしも苦にはしない。元々の生まれだって都会と言う訳でも無かったから。  そんな風にして本社に出向くと部長が僕の事を紹介してくれた。もう課長補佐だ。この若さでそんな役職の付いている人間なんて居なかった。  もちろん東京からの異動と言う事なのでそれなりに話題を呼んで昼休みには僕の元に人が集まった。 「オイ。出世頭! 結婚はしないのか?」 「それが異動する事になって別れたんですよー」  この人は僕と同じ課長補佐の役職を受けているが、今一つ仕事ができそうにも無くて四十代のおっさん。 「そうなんですか! じゃあ今はフリーって事で?」 「まあ、良い人が居たら紹介して下さいよ」 「私、良い人だよ」  この人はテキトーに仕事をサボる事務員さん。ハッキリ言って真面目とは言い切れない。 「それも大切だが、仕事はキッチリな!」  そんな風に言うのは課長だが、こちらもあまり仕事ができそうにはない。けれど、そこは上司なので「ハイ!」と僕は返事をしていた。  それからも僕には次々と声を掛ける人間は現れるが、僕よりも仕事ができそうな人間なんてハッキリ言うとひとりも居なかった。この僕の判断は結構当たる。実際支社の方でもそんな予想をして僕は仕事の出来る人間から、その手法を憶えて今の地位にまで登った。  まあ、良い。こんな田舎の会社なのだからそれなりに仕事をしていれば当然降格も無く歳を取ると勝手に役職は上がる。それにこれまでの仕事の手法も役立つだろうし、僕には暗雲は無かった。  そして一週間が過ぎると僕は新しい環境でも順応して仕事をこなしていた。ちょっと問題なのは田舎でのんびりしているので僕が仕事を頑張ったところで周りがそれに追いついてこないので業績が上がる様子も無かった。  この一週間別に仕事だけに打ち込んでいた訳では無い。ちゃんと人付き合いもしている。仕事が出来ない人間にだって僕は別に軽蔑なんてしない。その人はそんな生き方を選んだのだから他人が文句を言う権利さえも無い。  なので、僕は普通に職場の人間と仲良くなった。もちろん仕事を出来る僕の元には女の子も寄ってきたけれど、そんな人は選ばない。仕事を真面目にもしないで男漁りをしている様な子はもうこりごりだったから。  そんな時に僕はひとりの女の子を見付けた。歳は僕よりもちょっと上くらいで、いつも仕事をしていて、僕が異動してきた時も、歓迎会の時だって挨拶くらいはしたのだろうが、そんな記憶にも残らない人だった。 「あの人、冷血な仕事人間だよ」  僕がちょっとその人の名前も思い出せなくて見ていると、若い女の子が仕事を放り出して、僕にそんな情報を教えてくれた。 「そうなんだ。真面目に仕事するの?」 「真面目過ぎて面白くない。うちはもっとのんびりしてる会社なんですよ。それなのに就業時間は話もしないで仕事の事ばっかり」  それは当然の事の様にも思えるて、支社ではそんな雰囲気も有った。殺伐として誰もが真面目に仕事をして誰かを蹴落とそうとしていた。その点では良い意味で本社の方はのんびりしている。 「仕事は出来るの?」 「その点は文句は言えません。私達も面倒な仕事は全部任してます。補佐さんも使っちゃえば良いんですよ」  ニコニコとそんな事を言ってからその女の子は真面目な子の悪口を言っている。男漁りをするような子の言う事なのだからどこまで信用したら良いのかは解らない。  しかし、僕は真面目ちゃんの方が気になっていた。こんなにのんびりした会社なんだ。その空気に馴染んでそれなりに仕事をした方が楽しいだろう。もちろん僕達はそう言う訳にはいかなないが、女の子は古い習慣からみんな事務員だ。そうなると昇進だって見込めない。それでも真面目に仕事をする理由なんて彼女に有るのだろうか。  そして僕は彼女の仕事の実力について気になった。だからちょっと余裕が空いた時に彼女の仕事を気にする様にしてみた。  すると彼女は普通に販売戦略の企画書を作っていた。しかし、これは事務員の仕事では無い。僕達課長補佐の仕事で振られたのは僕と、もうひとりの仕事の出来ない方の課長補佐だった筈なのだが、っと僕が彼女の仕事振りを見ていると、 「なにか用ですか?」  彼女は僕の存在に気付いていた様で手を止めた瞬間に振り向いて僕の事を睨む様に見ていた。その瞳は冷たくて、確かに冷血と言われるくらいの印象だった。 「これって貴方の仕事じゃないですよね?」 「ええ、良く頼まれるんです」 「しかし、これは業務外じゃないのか?」 「あの人はこんな仕事できませんから」  確かに彼女の言っている事は間違いないだろう。サボり補佐の方は書類仕事はとても出来ない。僕に回って来た書類が訂正箇所ばっかりだったからそれは解っている。彼の武器と言えば話が上手い事くらいだろう。 「でも、プレゼンは上手いですから」 「解ってるんだ…」 「もちろん、解ってないとその人の代わりに仕事をする事は出来ませんよ。因みに補佐さんも仕事を持って来たんじゃないですか?」 「自分の仕事は自分でするよ」 「別に構いませんよ。面倒な事が有ったら言って下さい」  終始彼女は淡々と感情を殺している様に話していた。それも冷たいと言われる所以なのかもしれないが、僕は彼女の仕事能力について気になった。  彼女のデスクには彼女に対しての仕事の他にも様々な案件が有った。普通に考えて時間的に間に合わない様な気がする。そう思って僕は一つ仕事を任せてみる事を思い付いた。  ハッキリ言って面倒な仕事で、クレームについての対応策を書面にすると言う物で部署内で誰もが匙を投げたので僕の所に回って来た案件だった。正直な所僕もこの仕事はもう終わらせているのだが、彼女の腕を見るのには丁度良かった。 「ちょっとこの前の事で話が有るんだけど」 「面倒な仕事が見つかりましたか?」 「…そうですね。これをお願いできますか? なるべく早くで」 「わかり、ました。じゃあ、今から取り掛かります」  彼女はそう言って仕事を始めた。  僕でもこの仕事には半日掛かった。それでも十分に速い仕事振りなので二、三日中に出来たら上出来だろうと思っていた。しかし、彼女は三時間程過ぎた頃に僕の所に訪れて「出来ました」とだけ伝えて、書類を置いてさっさと自分のデスクに戻ってしまった。  ちょっと驚きながらも彼女の書類を見てみると、僕の作ったものよりも良くできている様に思えるくらいの仕事振りだった。  彼女には驚かせられてしまう。こんなに仕事を出来るのならこんな田舎街に居ないで、都会に出たら男と同等以上に戦えるだろう。事務員の給料なんかとはくらべものにならないくらいの年収を得ることができそうだった。  僕はそれからも彼女の事を観察し続けていた。別に特別な事をしている訳では無い普通に仕事をしているだけで、彼女はこれまでに培った才能を全て発揮しているだけの事だった様子。  そんな彼女の事が気になりながらも、僕も普通に彼女に仕事をそれ以降頼む事も無く過ごしていた。  田舎で暮らすので問題になるのは飯を食う事。都会ならそれこそ一か月でも違う店を選んで食事をする事だって出来る。しかし、こんな田舎街ではそんな事は出来ない。チェーン店の数は少なく、地元の居酒屋なんかはそんなに安くなくてしかも味もそれなり。  僕は良い店を探す事を最近の趣味にしていた。そして今日見付けたのは明らかに田舎の小さな小料理屋と言う雰囲気の所だった。しかし、その店から漂ってくる香りはかなりおいしそうに思えて僕は導かれる様にその店の暖簾を潜った。  店は混んでいて騒がしかったのだが、ほんわかとして和まされる印象が有った。一つの空席を見付けて僕はそこに座ると適当に注文をして料理の到着を待つ。  隣では常連なのか楽しそうにお酒を飲んでいる女の人が居てあんな酔い方も楽しそうだなと飲めない僕が見ていると、その酔って赤くなった頬っぺたと笑顔が印象的な横顔にちょっと見覚えが有るのに気が付いて考えてみる。  こんな所に知り合いが居る筈も無いのだが、確かに隣の女の子は知っている様な気がしていた。なので僕は料理が到着するまでその顔をジーっと見詰めていた。 「なんだよ。またマーちゃんに惚れた男が居るよ」  それは常連の一言でもちろんその男とは僕の事だった。 「いや、違うんですよ。ちょっとこの人と会った事が有るなーって思って」 「それ自体が口説き文句じゃネーか。ニーチャン」  確かに僕の返答はそんな風に聞える。だから常連のおやじさんがガハハハと笑っていた。  すると隣の女の子は僕の事を見てフンッと鼻で笑ってそっぽを向いた。その顔を見て僕は更に見た事が有ると思ったが、次の彼女の言葉に驚いた。 「毎日会ってるじゃないですか。課長補佐さん」  その声はあの真面目ちゃんだったが、とても隣の女の子がそうだとは信じられなかった。  普段は化粧もしていてビシッとした印象しか無くて、本当に冷血と悪口を言われる様な印象しかないのに、今はそんなものは無かった。  明らかに実年齢よりも幼い様な可愛らしい笑顔でおいしそうにビールを常連おやじさんと飲んでいる。 「これって夢?」 「それ、美味しいヤツですよ」  彼女がそう言うと店のおかみさんが僕に煮豆腐を差し出していた。 「君はこの店に良く来るの?」 「ふふっまあ、毎日ですかね」 「常連さんなんだね。でも、ビックリしたな。君がそんなに明るい人間だとは」 「仕事に笑顔は要りませんから」  彼女は僕と話しながらも周りとも会話を続け、僕が会社の上司だと説明をしていたが、その話し方は会社に居る時と違ってとても楽しそうで可愛らしい。 「普段もそうしてたら良いのに」 「この笑顔はこの店専用なんです」 「そうだ! マーちゃんに会いたければこの店に通うしかないのだ!」 「おやじさんのみ過ぎ。もう帰らないと奥さんに怒られるよ」  明らかにそのおやじさんは酩酊している。彼女の他の常連にだってもう愛の有る帰れコールがされていた。 「マーちゃんがお酌をしてくれないと帰らない!」 「ここはそう言うお店じゃ有りません」  彼女はそんな事を言いながらもおやじさんのコップにビールを注いで「ハイ」っと言っていた。そんな事で店は盛り上がった。  僕は彼女のこんな一面が有ると驚きながら到着した料理を口にした。 「うまい」  その煮豆腐は甘すぎず、若干味が濃い目になっていてご飯やお酒を誘う。 「でしょ」 「うん。隠し味の鷹の爪が肉の脂のしつこさを消してるんだな」  ギットリとしているスジ肉が有るのにサッパリとしている様な気がしたので、僕はその味の濃さの向こう側に有る辛味にもなってない刺激を見付けていた。 「そんな細かい事してないって、なあマーちゃん?」 「ううん。当たってる」 「うそだ! 俺もう十年も通ってるのに!」 「おやじさんはいっつも出来上がってから食べるから解らないんでしょ」  そして他の料理も食べるとそのどれもが美味しくて僕は話もする事も無くがっついて食べていた。料理は昔から好きで食べ歩きも東京でかなりしたつもりだったのにこんなに美味しい料理が有ったなんて思っても無かった。 「おかみさんの料理最高です!」 「あら! 嬉い。だけど残念。それは私が作ったんじゃなくて、マーちゃんが作ったのよ」  そんな会話をしている間もずっとおかみさんは忙しそうに店を切り盛りしていた。 「おばあちゃん、私が手伝うから休んで」  すると彼女がそんな事を言って客席からカウンターに移って接客を始めた。すると常連たちが待っていたかの様に酒を飲むのを辞めて料理を注文し始めた。 「ちょっと、コレってどういう事なの?」 「別に会社は家の手伝いくらいで服務規程違反とは言いませんよね」 「家? この店は君の実家なの?」 「なんだ。ニーチャン上司なのにそんな事もシラネーのか? この店は俺が訪れた時かrずーっとマーちゃんが味付けをしてるんだ! それ以前は普通程度の味だったらしいが、美味くなって人気の店になったんだ!」 「お世辞言っても安くしないから」  おやじさんが笑いながら話すと彼女はそんな風に返して笑っていた。平日だった事も有って深酒をする人間は少なくて客の殆どは彼女の料理を晩御飯にして帰ると、店は途端に静かになった。 「平日は売れ行きが悪いな。課長補佐さんは追加しません?」  もうお酒は残ってないだろうに彼女はまだニコニコとしながら僕の事を接客している。 「残念だけどもうお腹が一杯…」 「じゃあ、お酒を付き合って」 「飲めないんだけど」 「付き合いだけだよ。お勘定も取らないから」  そう言うと彼女は楽しそうにハイボールを作って僕の前に置いて自分も持っていた。飲めないながらもそのくらいで倒れたりしない僕も渋々グラスを受け取って飲もうとしたら彼女が膨れているのが解ってその顔を見た。 「乾杯でしょ」 「ああ、ゴメン。乾杯」  カチンとグラスを合わせてから僕は苦手なアルコールを口に含む。普段なら苦いばかりの液体なのに薄く作ってあるからなのかそれは爽やかで美味しいとも思えた。 「ところで、君はあれだけ仕事が出来るのにどうして事務員なんかをしてるの?」  それは僕の疑問だったのでこの機会に聞いてしまおうと思ったのだ。 「んー、強いて言うならこの街に居たいから? 事務員なら異動も無いし、給料はそれなりに補償されてる」 「勿体無いな。君くらいに仕事が出来るなら都会の総合職とかで働いたらかなり稼げるのに」 「課長補佐さん、話聞いてました? 私はこの街に居たいんですよ」 「解らないな、自分の能力に似合った給料をもらいたいと思わないの?」 「思いません。お金の事ばっかり考えてる人は冷たい人だよ」 「そっかな?」 「それに私はこの店から離れる事なんて考えられない」 「そんなに好きなの?」 「うん。もちろん!」  そんな風に彼女は笑ったが、その時に反論する人間が居た。 「そんな事言わないで稼いで好きなように生きなさいよ」  それは休んでいたおかみさんだった。 「おばあちゃん、私はこの店を継ぎたいの!」 「ずっと言ってるけどお断り。貴方はもっと楽に暮らしなさい」 「だって楽しいんだもん。どうしたら許してくれるの?」 「そうーだね。この店を継ぎたいのなら一緒に店を切り盛りしてくれる旦那さんを見付けなさい。もちろんそれで稼ぐのも簡単じゃないけどね」  おかみさんは彼女に諦めさせようとそう言っている様に僕からは思えた。 「そんなん出来んやん。ちゃんと味も解ってくれて、料理も出来る、経理も得意な男の人なんて居ないよ。私はどれも得意だから。ね? 許して!」 「ダメ! ひとりで店を切り盛りしてたら結婚なんてできやしないじゃない」 「しなくて良いもん」 「馬鹿な事言いなさんな!」  彼女はおかみさんに怒られて子供の様に拗ねていた。 「あのー」  その時に僕が手を挙げた。 「課長補佐さん、何? お勘定?」 「俺じゃ駄目?」 「なにが?」 「その相手…」  彼女は解ってない様子だった。僕がこんなに勇気を出して今話している事を全く理解していない様。  でも、おかみさんの方は解っているみたい。 「こんなのでも良いの?」 「その代わり彼女の言う事を聞いてくれますか?」 「それは…」 「約束なんですから」  おかみさんが迷っているのに僕が釘を刺していると彼女が僕達を見てはてなマークをさらに大きくしていたが、それが急に消えた。 「えぇ! 課長補佐さんが旦那!」  今更な返答だった。しかし、そんな彼女は頬を赤らめている。それはお酒の責任はなさそう。 「やっと話に着いて行けるのかい。鈍い子だね。ホントに良いの?」 「素敵だと思います」  おかみさんの呆れた言葉に僕が返すと彼女は更に照れてしまって俯きながら顔を隠そうとエプロンを掴んでいる。 「ちゃんと返事くらいは言いなさい。失礼だよ」 「ええっと、冗談ですか?」 「こんな冗談言わないよ。平然を装ってるけどかなり緊張してるんだ」 「私なんかで良いの?」 「君が良いんだ」  これはかなりヒットポイントが削られる。どちらかと言うとマジックポイントなのかもしれないが、どちらにしても簡単に言える事では無い。 「普通にお付き合いからなら…」  しかし、そんな想いをしたかいは有った様子。彼女は顔を真っ赤にしながらもしっかりと答えていた。 「じゃあ、おかみさん。店の方も考えてあげてください」 「貴方はそれで良いのかい?」 「そうですよ。課長補佐さんは私以上に仕事が出来るのに」 「俺も料理好きなんだ」 「そんな事言ったって…」  彼女はまだ戸惑っている様子だった。 「グチグチ言うもんじゃない! 男がこんな事を言うのがどれだけ勇気が要ると思ってんだ! それにマーちゃんだってこの男の事が好きなんだろ! だったらおかしな事ばっかり気にすんな!」  それはずっとカウンターで寝ていたおやじさんだった。おやじさんはあれから潰れてしまってずっとこの店に居座っていて、僕達の話を聞いていたのか急に起き上がるとそんな事を言い放った。  しかし次の瞬間には倒れてしまってまたイビキをかいて眠り始めてしまった。 「ちょっと、おやじさん。また奥さんに怒られますよ」  あれから三年が過ぎた。彼女は相変わらずのおやじさんにそんな風に言うが当然そんな事を聞く人では無い。しかし、こんな時には方法が有る。 「俺が送り届けるよ」  僕はそんな風に呆れながらカウンターから顔を出す。  あの時から僕達は付き合い始め、そして僕は彼女に料理を教えてもらってもう随分と腕も上げた。そして一年前に僕と彼女が結婚してから店は僕達二人で切り盛りをしている。  そしておかみさんはリタイヤしたが、残りは僕達の子供の誕生をまだかと待っているが、それはもう彼女のお腹が大きいので遠くない。  僕と彼女の店は今日も繁盛していて賑わっている。 おわり
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