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「すっずしぃぃぃーーー!! ヒャッホーー!」
めっちゃ涼しかった。
頭上に燦燦(さんさん)と輝く太陽も、この巨岩によって遮られており、結果、この場所だけは以上に気温が下がっているのだ。
しかもどういう訳か、巨岩から湧き水が流れ出ており、近くには小さな泉が出来上がっている。
当然喉がカラカラな俺は泉に直行するのだけど、サボッテンダの罠を警戒しているため、慎重に周囲を確認しながら近づいていった。
だが気を付けるのはサボッテンダだけではない。
もしかしたらこの場所は、岩に擬態した魔物や、岩場に住む魔物などが奇襲してくる可能性もある。
なので、それらの可能性も含めて安全を何よりも優先しつつ、俺はゆっくり近づいていった。
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