冷たい彼との物語

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「今まで病院で寝泊まりしてたならもう一日くらい病院でいいじゃないですか……」  私が言うより先、一ノ瀬先生は強引に家の中に入ってきた。 (そういえばさっき鍵開けたんだった―!)  住人より先に堂々と私の家の中に入った先生に続いて、私はゆっくり後ろから続いて入る。  有無を言わさない高慢な態度は、一体いつ身に着けたのだろう。  医者になってからだろうか。それとも、実は昔からそういう人だったのだろうか?
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