おまけ

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「真鍋さん……」 嬉しくてニコッと微笑むと、真鍋さんも嬉しそうに微笑んでくれる。 「それ、気に入ってただろ?」 「うんっ!」 「仕事しながらでも飲んで。……で、飴ちゃんちょーだい。」 いつもの調子で飴ちゃんをちょうだいと真鍋さんは口にした。 「ちょっと待ってね。」 私は引き出しから大臣の木箱を取り出し、はちみつの飴ちゃんを二個取り出し、真鍋さんがぱっと広げた手のひらにそっと乗せる。 「早苗、サンキュ。」 そしてその場で一個口にし、ニコリと笑みを浮かべた。 そんな私達の様子を見ていたらしい原さんが「あの……」と、おずおずと声をかけてきた。 「原さん、どうしたの?」 「えっと……、水谷さん…、もしかして……真鍋さんと……お付き合いなんて……してます?」 …ん? 何も原さんには話してないのに、なんで分かったんだろ? 「縁があって、先日から……な。」 原さんの質問にサラッと嬉しそうに、目を細めながら答えた真鍋さん。 はぅっ! その細めた目、その表情、素敵……! 「み、み、水谷さん!?本当ですか!?」 「……えへへ。本当よ。」 ヘラっとニヤけてしまう。 別に隠す必要もないし。 ………ただ、他人に指摘され、それを認めるって、なんだかソワソワして落ち着かない。 「ついに水谷さんに三次元の恋人が…!水谷さん、お祝いするから、飲みに行きましょう!」 「えっと……」 今日は真鍋さんのところに泊まりに行く予定。 どう断ろうかと考えていると……
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