Wedding Bouquet ウエディングブーケ -22-

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71-2.☑  義仁は若林に相談していた手前、付き合い始めたことは簡単に 報告してはいたのだが、自分の気持ちの中で劇的変化が生まれ ものすごく都眞子のことを好きになっていった経緯までは 照れくささもあって何も具体的なことは話していなかった。  ともあれ、若林は若林で友人の義仁の再婚が上手くいくよう 見守ってきたのだった。   都眞子は義仁の当初の様子を酷く気にしているようだが 今上手くいっているのなら、気にする必要はないのにと若林は思った。  そしてそう思いつつ、都眞子に押し切られる形と勢いで 話してしまったけれど・・少し落ち着いたところで考えてみても やはり都眞子の真意が分からないままで・・  はて?  今好き合って両家の両親たちからも祝福され、順風満帆なんだろう?  俺の話した何かが原因で結婚を止めてしまうことなんてない・・よな?  何がなんだか分からないまま、話してしまったけれど、一連の流れを 何度か繰り返し思い起こしてしていくうちに、若林は一抹の不安に 駆られるのだった。 やはり、若林にも微妙な乙女心というか、機微は判らなかったようだ。  
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