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3.-
" Memories 回顧録3 "
ダメ元で取り敢えずtryっていう姿勢はあながち間違いではないことを
我が身で私は経験した。
母は後でこう言っていた。
都眞子が高校へ入学してすぐに手渡されたさまざまな大学の資料を
読んでいて知ったことなんだけどね……
都眞子に行かせたかった大学からの推薦枠は毎年はなかったし
あっても都眞子の苦手な理系しか今までなかったから、だめかなぁ~
だめやろぉ~、いやいや、願うだけはただやしぃ~ってずっと
いろいろな気持ちのせめぎあいが続いてたのよぉ~って。
そんな中、信じられない一日が私に訪れた。
行きたかった(母が……笑)大学からの推薦枠が私の通う私立高校に
2つきた。
ひとつは理系でもうひとつは今まで来てなかった文系だった。
執念に燃えていた私の母親の顔がその時きっと担任の脳裏に
浮かんだことだろう。
2021.10.28 23/6
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