憤怒の3時

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憤怒の3時

「左手の 指輪のあと」に野次馬の 聞き耳立てても 中指のこと 憤怒にて 眠れぬままの 丑三に 読んでる本は 我関せずと ポイントと クーポンくれる 電書店 わかっていても 積読が増え 幸せに 理屈は要らない 部外者の 手招き蹴って 行く一人道 グラフの棒が 1本増える 午後3時 7日間で 並ぶどんぐり いつぞやの ブラウン管の 静電気 手触りの記憶 魔法のような 髪の毛を 飾るリボンの ヘアゴムが 束ねて切れる 美容院前 雨音が ベランダ叩く 明け方に 破れ障子の 向こうも白く 昼時に 気に入ってるから 連れ回す 馬の腹から 鳴る子守唄
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