2 黒い狼

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 はあ~。にしても困ったわね。そもそもどうやって、黒い狼を探せばいいのよ!そこらへんちゃんと考えなさいよ。  ふと、神社の屋根を見上げると人がげが。 「ちょっとぉー!あんた誰よ!」  見ると、その人には黒い耳と尻尾がついていた。それにイケメn···((殴 「ヒヒヒっ!人間だ!」  奇妙な(気持ち悪い)笑い方をすると、私に飛びついてきた。とっさに、手に持っていた札で対応する。  まさかぁ、これがぁ、黒い狼? 「おいおいおーい!女性の体にしがみつくなんて、変態ね!」 「変態じゃねーし。お前こそ、その手に持っている札を降ろせ!」 「なんでよ!」  祓ってやる!絶対に祓ってやる!  札で、祓おうとするが効果なし。 「き、効かないっ?!」  黒い狼は、鼻でフフンと笑い、こう言った。 「お前、まだ、強い霊を祓う力が、ないんだな。」  ムカムカムカッ!はい、怒りましたー!殺ってやる! 「でも、普通は、札をあてると祓えるだろ?」  い、言われてみれば··········。 「修行が足りんな。」  すると、黒い狼は、私に向けて最後の一撃を························。
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