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「真白……?」
向こうの店員も俺の顔を見て目を丸くすると、お茶を取った手が止まった。
「……将暉? え、何で?」
「いや、普通に買い物だけど」
真白、と呼ばれた店員は気まずそうに俺を見て、止めていた手を動かし始めると、慣れた手つきでバーコードを読み込んでいく。
「レジ袋はお付けいたしますか?」
「お願いします」
「それではお会計変わって530円になります。お弁当は温めますか?」
「……大丈夫です」
真白は俺にレジ袋を渡すと、小銭をすくって機械に入れる。それからレシートを取って、俺に渡すと「ありがとうございましたー!」と明るく言った。
俺は軽くお辞儀をして、レジ袋を持つと、コンビニを後にした。
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