布団で寝てたら

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布団で寝てたら

「ちょっ……」 「……」 「もっ、たかっ」 「……」 「た、高岡さんっ!」 「……なに?」 「なにじゃないですよ! こっちが何なのか聞きたいんですけど!」 「なにが」 「バイトから帰ってくるなりこんな……なんなんですかほんと」 「……伊勢ちゃんがパンツ一枚で俺の布団に寝てたから。」 「だからなんだっつーんだよ」 「だからしょうがない」 「しょうがなくないですって、だいたいさっきまで働いてたくせによくいきなりそんな気分になれますよね」 「俺もなるつもりなかったよ。でも目にした瞬間なんかが壊れた」 「いやそんな堂々と言われても分かんないです」 「……伊勢ちゃん芸能人で誰好き?」 「……話飛びますね……」 「女の子だったら誰?」 「女の子っすかー、えーっと……あ、俺あれですね。北●景子好きですね」 「あと巨乳好きなんだっけ?」 「あー好きです」 「じゃあちょっと考えてみて」 「はい?」 「家帰ってきたら、自分の布団の上でGカップの北●景子が下着姿でごろごろしてたらどう?」 「……」 「……」 「……」 「……やばいですね」 「だろ」 「それはやばい」 「だろ、分かっただろ?」 「いや、でもそれとこれとは違……」 「じゃあ、そういうことで」 「じゃ、じゃあじゃなくて! ちょっと!」 「おじゃまします」 「おじゃましますってなんだ変態!」
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