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………ゴメンね?
アナタの事をメスゴリラだなんて、呼び捨ててしまって………。
アナタにも、人としての生命の名前があったのにね?
………ゴメンね?
あの時、アナタの気持ちに気付けなくて。
ひょっとしたら、天使なボクでも、誰かの不幸を嘲笑っていたのかしら?
アナタは、そんな落ちこぼれていたボクを叱っていてくれたのですよね?
アナタから受けた数々の強要は、ワタクシにとっての愛の鞭だったのですね?
………そんな事すらも気付けなかったワタクシこそが、………それこそ、ワタクシが無知でした。
……………………………………。。。
…………………アナタの業を背負います。
アナタの分まで生きて行きます。
どんなに辛くても、どんなに苦しくても。
………それが。
ワタクシがアナタを死なせてしまった贖罪なのですから。
生涯を掛けて、罪を償います。
そして、何時の日か………。
ふたりで仲良く帰りましょう?
太陽の向こう側の世界へと。
其処が、ふたりの天国である筈ですから。
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