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タロのさんぽは、わたしが学校に行ってるときはお母さんが、
学校から帰るとわたしが連れて行ってた。
しつけとして、外でおしっことウ〇チをするように教えました。
だけど、最初はウ〇チが臭くってを拾うことができなかったな。
ってことは、お母さんといっしょにさんぽに行ってたってことだな、
きっと。
さんぽでは、急に走らないように教えなさいと言われてたけど、
テンションが上がって、わたしが先に走り出してたような気が……。
それで、ある日、わたしは溝にはまってしまった。
手からリードが離れるし、足は痛いはで泣いていた。
でもタロは、いつもより軽いからうれしそうに遠くまで走っていった。
でもでも、たぶん途中で気づいたんだと思う。
これは、いつものと違うことに。
わたしが泣いてるとこに、テッテッテッとやってきた。
うれしかった。助けに来てくれたんだと思った。
だけどタロは首をかしげてふしぎそうな顔しただけ。
わたしは泣きながらリードをつかみにいくと、なぜか逃げた。
なんでだ、タロ。
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