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ある日、タロの目に白くにごったものが見つかった。
病院に行くと、これはもう治せないと言われた。
残念な気持ちで帰ったら、タロは心配いらないよと言ってるみたいに
ごはんをバクバク元気よく食べた。
タロのやさしさ。
でも、それから一年くらいたつと、次第に食欲がなくなり、
元気もなくなっていった。
けれど、おしっことウ〇チをしたいからと、クゥ~~ンと鳴いた。
「タロさんぽ行く?」
タロはすっかり足腰が弱ってるのに、しっぽをパタ、パタ、と
よろこんで見せてくれた。
タロはおじいちゃんになっていた。
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