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愛したあなたは
恋をした。
自分の人生において、今世紀最大の片想いをした。
だけど。
僕が愛した君は、本当の君ではなかった。
いや、君なんだけど…君ではなくて。
君が君であることは間違いではない。
でも、本当の君ではなくて。
いや、君は君なんだけど…。
君は、ある一人の女性が持つ、9番目の人格だった。
“愛したあなたは、多重人格者でした。”
なぁ、エミリー。
教えてくれよ。
君は一体、誰なんだ…?
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